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名古屋市中村区, 愛知県, Japan
名古屋市中村区在住。情報・通信関連企業に現在勤める。初等・中等教育機関様、高等教育機関様に対して営業させていただいております。将来を担う全世界の学生にIT技術を用いた環境を提供したいと思います。世界における子供たちの機会均等を実現したいと考えています。 合わせて名古屋市中村区情報を発信していきたいと思います。

世界の自然-Real Nature

世界の自然-Real Nature
自然を眺める時間も必要ですねっ^^v

2009年11月6日金曜日

クラウドコンピューティングの勝者に関するアンケート

クラウドコンピューティング本格化の様相

本日(=11月6日)の日経新聞より
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091106AT2D0502V05112009.html
NECは、市場増資により1500億円調達を行う様子。この投資は、クラウドコンピューティング事業に投資する。

マイクロソフトでは、CEO スティーブバルマーよりOS・クラウド連携に関する記事が出ている。
95億ドル/年(1ドル90円で、8550億円)をこの連携技術に投資している。
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D0503L%2005112009
音声・手振りなどを使う入力技術を開発。クラウド連携を目指しているという。

クラウド化は、現実レベルで確実に進展している。また、マイクロソフトは、さらに1歩先を見ている。
コンピュータへの入力技術をより人間技術に近づけ、IT利用人口の裾野を広げ、クラウドとの連携まで考えているところが凄い。

開発の投資額の観点では、投資力の差が歴然。規模が大きく異なる。日本のネット企業の勇である楽天は、電子マネー「Edy」の運営会社の子会社化をすることを発表しており、ここ1~2年がクラウドの勝負の年になると考えられる。日本は、日本語文化圏に守られう一方で、主に英語圏を中心とするIT産業の輸出は難しいと思われる。Google、Microsoft、Yahoo!Apple、日本では楽天やNTTグループが夫々の戦略鮮明にしてきている。

投資力・総合力では、マイクロソフトに対して、Googleが正面向かって対抗している。楽天は、日本というマーケットで、付加価値をつけていくのか・・・これまで隠していた技術が明らかになってくる。

2009年11月2日月曜日

クラウドコンピューティングについて考えてみる

マイクロソフト、IBM、NECなどなど最近、クラウドコンピューティング関連をテーマとした記事が日経新聞市場で活発化しています。

オブジェクト指向、ASP、SaaS、PaaSからクラウドコンピューティングへ情報技術の発展・インターネットの発明以降、情報・通信業界では、同様の概念を様々な言葉で表現されてきた。クラウドコンピューティングの本質とはどこにあるのか考えてみたい。

①技術的面:「共有」 IT産業は共有の文化。プログラムの流用から始まり、オブジェクト指向、サービス思考と対象が、プログラムレベルから現在は、ハードウェア、データベース、プログラム、オブジェクトレベル、開発環境レベル、そしてお客様が直接利用するサービスを対象とし共有が進められる。

技術面で競争優位にある企業はどこなのか。Sales Force.comでは、PaaSを以前から訴えており、彼らが提供するツール上でのアプリケーション開発を訴えている。Googleには、Appsの開発環境がある。そして、GoogleとSales.Forceは、提携している。これらはMS及びOracle,SAPへの対抗策として、2社間に戦略上のメリットがあると考えられる。Googleは、MSを見ている。どこまで対抗できるか。クラウドを前提としたプラットホームの構成要素は、PG・DB・PG開発環境・N/W環境・H/W環境に依存すると思われる。
MSはフルラインで対応可能である。Azure,SQL,VB,VC++(.net Frameworkを含む),セキュリティ,仮想化,データセンター,そして、クライアントOS・アプリケーションである。

クラウドコンピューティングの課題は、セキュリティ面である。セキュリティ技術・暗号化技術と、ハッキングやウィルスなどの問題。これは、結局、常に追っかけあいである。(情報量的安全性を追求すれば、平分以上の鍵を利用すればよいのであるが、それなら平分自体の鍵を送る方法で送ればいいというわけの分からない結果になる。)現実的な解は、各企業及び団体は、情報の機密性と、セキュリティ技術の進歩や法整備のリスクを鑑みクラウド対応すべき範囲を限定すると想定される。


②経済面:「経済性」
費用対効果。①の共有の対象が広がる事によりサービス内容対するコストが、自前で情報部門を持ち構築・運営していた場合と比較し、経済性が高まる可能性がある。費用対効果が担保できるクラウドであるなら、①の技術を利用し②の経済性の観点からクラウドは経済性の観点から進んでいくと思われる。

IT業界は、コピーの文化。共有の文化。本来労働集約的であるIT業界は、労働集約を知とし、その成果物であるプログラムを共有化・ライセンス化により進展してきた。共有のレベルを考えていくと、独自構築→パッケージ→クラウドということになるのか。
クラウドとは、サービスレベルまで共有する。そして、最近では、Cloud to Cloudという言葉まで出始めている。コストダウンの成否は、1サービスに対する共有数(=サービス提供数)で単価が、価格決定に大きく影響を及ぼすと考えられる。営業力・提供サービスのレベルが、サービス提供数に影響力を及ぼすと考えられ、規模の経済が影響を及ぼすと考えられる。外資系大手メーカーが、日本文化の適合性をいかに保てるかがポイントになると考えられる。

日本においてのクラウド化を考慮した場合、日本語文化圏となるため英語圏と比較し、日本独自のクラウド化が進む可能性が考えられる。日本内でもメガ・コンペティションになるのは必死だが、日本の商習慣を含め各SI'er・メーカーがどのような戦略で望み、どのような提携戦略を立ててくるのかを見守りたい。


③社会への影響の本質:「形而上学的認識の変化(=存在に対する認識)」
①の共有では、情報技術における共有とは様々な共有がある。クラウドコンピューティングが目指すべきは最終的にはサービスである。具体的には、Sales Force.comが提供するCRMや、会計システム、データ分析など企業の業務に直結する部分まで、各システムのリプレースを迎える企業を中心にエンタープライズマーケットは急速に展開すると考えられる。

存在の問題は、クラウド上の存在とは他者へ存在を与えられ影響を及び、情報を提供しあたえる存在。この影響力があるものが対象になるかと考えら得る。そして、危惧される点は、影響の及ぼし方である。B2B、B2C、C2C含めクラウド上での取引が多くなり、クラウド上の存在である人・企業・官公庁の影響を及ぼす方法を大きく変え、また、影響を及ぼし及ぼされる存在自体も変化する存在が変化してくる可能性がある。

PC、携帯、ロボット、カメラや、家電製品なども人工知能を得る事によりクラウド上の一つの存在になりえる可能性もあり、また、これらの存在が、人・企業・官公庁へ影響を及ぼす可能性も出てくる。

クラウドの出現は、人と人が触れ合うという機会をより一層、減らし人間的な繋がりを希薄なものにしていく可能性がある。
クラウドは、世の中をより便利な社会に変えていくと考えられる。その一方で、人と人との付き合い方、また、セキュリティなど想像できない社会現象を引き起こす気がする。

2009年11月1日日曜日

映画「私の中のあなた」(my sister's keeper)

10月31日「私の中のあなた」を見に行きました。両親と白血病の長女、長男、ドナーの次女。キャメロンディアスが母親役の映画です。近代的なテーマである、「科学時術の進歩(医学)」と「法(権利)」を描いていると同時に、それらを超越する「愛(家族愛)」を感じる映画でした。

「死」を意識したとき、人は、「生」を意識する。死は人間がコントロールできないということ。「死」を意識した「生」とは、「愛」を与え合うこと。最も印象的なシーンは、白血病のケイトが亡くなる直前、母を抱擁する姿であった。

母の白血病ケイトに対する愛、ドナーであるアナの姉に対する愛、そして、ケイトの母・兄弟に対する愛
人智の及ぶ範囲を教えられた、考え深い映画だった。

それにしてもアメリカの作家がこんな作品を書くとは驚きです。
どんな人種でもいろんな考え方の持ち主がいる。偏見の目で見てはいけないと改めて考え直しました。

初等教育機関における情報教育アンケート

 

カトリック教会-バザーの日

初等・中等教育において、情報・ネットワーク革命に対して、どのような付合い方をしていくのかという点について考察してみます。最近、「モンスターペアレント」、「学級崩壊」、「いじめ」などなど様々な問題が出てきています。これらの原因は何でしょうか?

私は、①核家族化②情報機器のネットワーク化が直接的な問題と考えます。(もちろん社会背景の変化が前提としてあります。)情報機器が単体で利用する効率化の時代から、コンピュータ同士が繋がる時代へと変遷してきています。さらに、コンピューターは、ユーザエクスペリエンスを高度化させています。この情報機器を小学生・中学生が使い始めたのは大きな問題と考えます。

例えば、両親・子供2名の一般的な家庭。両親は、教育費・住宅の購入計画・将来の年金対応から両親共働きの家庭とします。姉は中学生、弟は小学生。出生率を考えると1人っ子の場合も多いでしょう。核家族化が進んでおり、東京近郊のベッドタウンに分譲マンションを購入し、祖父母は、他の地域と想定してみます。

朝食は慌しく、家族4人で取り、姉は中学校、弟は小学校に行きます。学校の授業が終わり、PM3時に、弟が先に家に帰ってきます。この頃、姉は受験を前にし、塾通いです。母親・姉は、PM7時に家に着きます。この間、家に一人きりで4時間時間を過ごします。携帯電話・ゲーム・パソコンが家にあります。弟は、情報機器のとりこになります。コンピュータ上のネットワークにはまります。理由は、共同体に属したいという人間の本能的欲求です。

個人は、共同体に属すことにより「個」が生まれます。上記の環境下における「共同体」とは何になるでしょうか?多くの時間、「情報機器で繋がった共同体」と接する事になります。「情報機器で繋がった共同体」とは何であるのか。情報ネットワークにおける「個」もしくは「対象」とは、何であるのか。「個」は、「共同体」に影響を及ぼすことで、「個」が確立していきます。小学生の弟は、「情報機器」を通じて、「共同体」の中で「個」を発揮していきます。ネットワーク上で「共同体」が「個」に及ぼすのは、人間の5感のうち、視覚もしくは聴覚に訴えかける「情報」のみです。小学生低学年は、両親そして血縁関係者そして、共同体から愛され・守られる必要があります。特に、幼少期から小学校低学年までは、「触れ合う感覚」が将来の人生に大きな影響を及ぼします。初等中等教育機関における、情報・ネットワークとの付合い方、そいて地域共同体のあり方を考えてみる必要があるような気がします。

情報・ネットワークの付き合い方については、私が小学校時代に言われたように、テレビは何時間までとか、情報機器は何時間までとかいう事でよいのでしょうか?情報機器の世界は、単に科学技術の範囲から、共同体そして、体験・経験(Wiiやロボット技術など)を含む概念まで膨らんできています。

嫁がカトリック信者であるため毎週、日曜日には教会に行きます。今日は、年に2度あるバザーの日でした。教会は「愛」が約束された場所であり、この中での共同体は、安心できるのではないでしょうか?下記の写真は、カトリック教会のバザーにボーイスカウトが店を出しています。何人かの大人の下で、子供が楽しそうに働いています。私は、カトリック教徒ではありませんが、日本における地域共同体の重要性と、組織化を考えて生きたいと思います。





















科学技術の進歩には、法(権利)及び、新技術の接し方や、倫理の問題が発生してきます。
しかし、最も必要なものは、今も昔変わらない「愛」ではないかと考える今日この頃です。